1: 名無しさん@おーぷん 2015/10/10(土)12:54:46 ID:DVq
敵地、首都高速埼玉大宮線で迎えた美女木JCT
初見でパニックになったワイが信号を冒進し、事故渋滞で首都圏の交通は散々だった
車外に響くドライバーのため息、どこからか聞こえるワイの「マッマに殺される・・・」の声
十数キロも並び始めた車列を見て、信号機は独り柱にぶらさがって泣いていた
全国に設置された時に手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる利用者・・・
それを今の道路で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」信号機は悔し点滅を放ち続けた
どれくらい経ったろうか、信号機ははっと目覚めた
どうやら瞬き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい秋風の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってライトの交換をしなくちゃな」信号機は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、内川はふと気付いた

「あれ・・・?歩行者がいる・・・?」
側道から飛び出した内川が目にしたのは、車道まで埋めつくさんばかりの横断中の歩行者だった
千切れそうなほどに筒に入っている黄色い旗が振られ、地鳴りのように目が見えない人のために流している歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする内川の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「セイイチ、青だ、早くわたれ」声の方に振り返った内川は目を疑った
「す・・・歩行者用信号機?」  「なんだアゴ、居眠りでもしてたのか?」
「こ・・・手旗信号?」  「なんだ内川、かってに手旗信号を引退させやがって」
「予告信号灯さん・・・」  内川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:予告信号灯 2番:自転車用信号機 3番:歩行者用信号機 4番:デジタルATC車内信号 5番:手旗信号 6番:内川 7番:工事現場で見かける信号 8番:モールス信号 9番:車両用信号機
暫時、唖然としていた内川だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「渡れる・・・渡れるんだ!」
中根からスマートフォンを受け取り、いじりながら全力疾走する内川、その目に反射るブルーライトは交通安全とは無縁のものだった・・・

翌日、車にひかれて冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

引用元:おーぷん2ch

2: 名無しさん@おーぷん 2015/10/10(土)13:04:55 ID:NlI
このシリーズほんと好き

3: 名無しさん@おーぷん 2015/10/10(土)13:06:51 ID:wGf
打順に内川混じってて草

4: 名無しさん@おーぷん 2015/10/10(土)15:54:10 ID:LkS
スマホいじりながら全力疾走するとか、死んでも残当