1: 名無しさん@おーぷん 2015/10/10(土)23:36:08 ID:q35
首都、モスクワで迎えた防衛戦
ドイツ軍の突然の侵攻、赤軍も粛清で弱体しており惨敗だった
周囲に響く装甲部隊の音、どこからか聞こえる「ソヴィエトも終わりだな」の声
無言で俯く党員たちの中、ソヴィエト連邦共産党書記長スターリンは独り執務室で泣いていた
大工業化によって手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる軍人・・・
それを今のソヴィエト連邦で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」スターリンは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうかスターリンははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい机の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、士気高揚の演説を考えなくちゃな」スターリンは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、スターリンはふと気付いた
「あれ・・・?同志たちがいる・・・?」
廊下に飛び出したスターリンが目にしたのは、周囲を埋めつくさんばかりの兵士だった
千切れそうなほどに赤軍旗が振られ、地鳴りのように「偉大なる同志スターリン、万歳!」の声が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするスターリンの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「同志、ついに反撃ですぞ、演説しましょう」声の方に振り返ったスターリンは目を疑った
「ジュ・・・ジューコフ?」 「どうされた同志、居眠りでもされていたか?」
「カ・・・カガノーヴィチ?お前はカフカースに・・・」 「何ですか同志、またカガノーヴィチを派遣するとは」
「ヴォロシーロフ・・・」 スターリンは半分パニックになりながら連絡を受け取った
モスクワ防衛成功、ドイツ第6軍降伏、クルスクで敵目標を阻止、レニングラード健在、連合軍の上陸計画
暫時、唖然としていたスターリンだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
モロトフから原稿を受け取り、赤の広場へ全力疾走するスターリン、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
4年後、地下壕で冷たくなっているヒトラーが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
ドイツ軍の突然の侵攻、赤軍も粛清で弱体しており惨敗だった
周囲に響く装甲部隊の音、どこからか聞こえる「ソヴィエトも終わりだな」の声
無言で俯く党員たちの中、ソヴィエト連邦共産党書記長スターリンは独り執務室で泣いていた
大工業化によって手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる軍人・・・
それを今のソヴィエト連邦で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」スターリンは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうかスターリンははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい机の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、士気高揚の演説を考えなくちゃな」スターリンは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、スターリンはふと気付いた
「あれ・・・?同志たちがいる・・・?」
廊下に飛び出したスターリンが目にしたのは、周囲を埋めつくさんばかりの兵士だった
千切れそうなほどに赤軍旗が振られ、地鳴りのように「偉大なる同志スターリン、万歳!」の声が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするスターリンの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「同志、ついに反撃ですぞ、演説しましょう」声の方に振り返ったスターリンは目を疑った
「ジュ・・・ジューコフ?」 「どうされた同志、居眠りでもされていたか?」
「カ・・・カガノーヴィチ?お前はカフカースに・・・」 「何ですか同志、またカガノーヴィチを派遣するとは」
「ヴォロシーロフ・・・」 スターリンは半分パニックになりながら連絡を受け取った
モスクワ防衛成功、ドイツ第6軍降伏、クルスクで敵目標を阻止、レニングラード健在、連合軍の上陸計画
暫時、唖然としていたスターリンだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
モロトフから原稿を受け取り、赤の広場へ全力疾走するスターリン、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
4年後、地下壕で冷たくなっているヒトラーが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
引用元:おーぷん2ch
2: 名無しさん@おーぷん 2015/10/11(日)02:13:25 ID:meO
好き
3349800点
3349800点
4: 名無しさん@おーぷん 2015/10/11(日)10:12:06 ID:gt1
文章も構成も破綻がなく綺麗にまとまっているが意表をついた驚きや笑いのポイントが無い
次作に期待する
1点
次作に期待する
1点
コメント
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