1: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)00:49:10 ID:w6C
1 三 ゴーストフェイス
2 中 インスペクタ・デック
3 遊 メソッドマン
4 DHオール・ダーティー・バスタード
5 一 レイクウォン
6 捕 GZA
7 二 マスターキラー
8 右 U-ゴッド
9 左 カパドンナ
P RZA(監督)

伸びるわけないわな…すまんな

引用元: ・ウータンクランで打線組んだwwwwwwwwwwww

2: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)01:06:56 ID:w6C
ウータンクランっていうのは、アメリカはニューヨークのスタッテンアイランドっていうところ出身のヒップホップグループなんよ

https://youtu.be/88jr9QUxbcs


https://youtu.be/pJk0p-98Xzc


https://youtu.be/9OmS51lDEYg


https://youtu.be/_rR8fKgRJ0M


3: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)01:13:24 ID:w6C
スタッテンアイランドっていうのは、ニューヨークには5boroughっていう五つに分かれた行政区があるんやけどな、その中でも特になにもない区域で有名なんよ

5boroughの中で一番都会なマンハッタンから無料フェリーで行けるんやが、フェリーから自由の女神を観られれば、スタッテン観光はそれで十分
そんなところや
http://i.imgur.com/oi2PunQ.jpg
http://i.imgur.com/9L29BAn.jpg

4: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)01:30:21 ID:w6C
ヒップホップいうんはやたらと自分の出身地をアピールするもんなんよ

東京生まれヒップホップ育ち的な事やな

そうなるとリスナーは自然と「あ、ここら辺にはこーゆーMCがおるんやな」とか「ここら辺から出てくるヤツはこーゆー音が多いんやな」とか分別するし、実際地域によって音の特色が出るもんなんよ

その中でもニューヨークはやっぱり大都市やし、ヒップホップの産まれた土地があるし、ニューヨークの音的なものもあるけど、5boroughのそれぞれにその土地土地を代表する曲やグループやスタイルが産まれたんや
例えば、ブロンクスならBoogie down production
https://youtu.be/Z-alEhlHSzk



クイーンズならJuice crew
https://youtu.be/E-Tr_NQHuoI



ロングアイランドならEPMD
https://youtu.be/uKhRzanOfQ4


みたいな感じにや

5: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)01:50:26 ID:w6C
ただ、スタッテンアイランドは他のニューヨークの行政区とは違ったんよ
周りの区の黒人の若いのがヒップホップっていう新しい文化に燃えていた間にも、Force MD'sなんてバラードばっか歌うR&Bグループぐらいしか産まれんやったんや

一応90年代に入ってUMC'sっていう二人組がビミョーにヒットはしたものの、他の地域と違った明らかに大衆受けを狙ったスタイル

https://youtu.be/8OUJ0G9_Gik



一応、時代的にはデラソウルとかア・トライブコールドクエストっていうグループがおったネイティブタンっていうクルーが非マッチョな、若干オタクっぽいヒップホップをやりはじめとった

それに、黒人全体のアフリカ大陸回帰から始まった、(ちょっと俺たちも知恵つけなきゃ)アカン的な動きもあってこの当時のヒップホップはゴリゴリな感じよりちょっとナヨナヨした風にも聞こえるのが流行ってはいたんや

やけど、コイツらは正直それをサウンド面で過剰にやった+歌詞の面では知性の欠片もない、可愛い感じの事を歌っとった

ヒップホップ用語で言うところのセルアウト
要は売り上げばっか気にした糞みたいな音楽やったんやな

せっかく出てきたヒップホップグループもこんな感じで、スタッテンアイランドはヒップホップ的には全然重要な土地とは見なされとらんやった

ただ、やっぱりそんな辺鄙な所にもたぐいまれな才能はおるもんやな
そういうニューヨークのヒップホップ勢力図が大きく書き換えられる事になったんや
1993年にウータンクランがデビューしたことで

6: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)02:00:06 ID:w6C
1993年に一枚のレコードが出されたんや
Protect ya neckって曲や

https://youtu.be/HpQmFfdYFzY



この曲は当時のニューヨークのヒップホップシーンに衝撃を与えたんよ
なんや常に怪しい音が鳴り続けてるし、ワンループの曲なんやけどベースはこもった音やし
ただ、そんな奇妙な音楽やけど体が反応してしまう高い中毒性があったんやね

そして何といってもそんな妙ちくりんな音に乗ってるラップが、全員キャラが立ってて、えらいカッコよかったんよ

7: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)02:15:03 ID:w6C
ラジオでこの曲がかかり、アーティストやリスナーは「イケるやん!」と思ったと同時に、「コイツら誰やねん」とも思ったはずや

ウータンクランなんてアーティストは当時誰にも知られとらんかったんや

ただ、何やらいっぱい人がおるっぽい…とか、やたら恐くていかついヤツら…とか、噂が独り歩きしはじめた

勿論中にはウータンのライブを観たヤツも出てきた

そのライブでもウータンは、誰かがラップしてるその後ろで他のメンバーがそっぽむいとったり、座り込んだり、そもそも何もせんメンバーがおったり…と、荒唐無稽で何が何やらわからない、けどカッコいい!なライブをしとったらしい

そんな、よくわからんけどなんやワクワクするグループが出てきた
そういう感じでニューヨークのヒップホップ周りは俄に盛り上がっていったんや
そうして、その未知の集団に対するワクワクが最高潮になっていったとき、ウータンは1stアルバムを出すんや

『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』やね
因みに邦題は『燃えよウータン』やで
http://i.imgur.com/ZS8Cw5m.jpg

8: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)02:31:27 ID:w6C
結果、このアルバムは大名盤やった

音に関して言えば、Protect ya neckで見せたあの怪しくて歪んだ感じの、ちょっとつついたら崩れて不協和音になってしまいそうなギリギリのバランスに、今まで聴いたこともないような音のサンプリング
それから、妙な中毒性を産み出してる、ピアノやらなんかSEみたいな音の多用

それにまだアルバムが出た段階ですら詳細不明なラッパー達が入れ替わり立ち代わりやたらとキャラの立ったラップをする

アートワークも、彼らのキャラを立たせるのに一役買っとった
何しろ、ジャケットは全員覆面にフードを被った怪しさ満点のファッション
ブックレットでやっと顔だししとるけど、それでも一人覆面のやつはおるし見るからにホームレス風なヤツはおるし、写真撮っとる場所はやたら汚いし…兎に角、彼らのよくわからんヤバさを伝えるには十分やった

9: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)02:39:10 ID:w6C
このアルバムは大ヒットし、当時のヒップホップシーンはウータンクラン一色に染まった

同時に、彼らの出身地であるスタテンアイランドも注目されるようになったんや

それだけやなくて、このウータンの登場は当時のニューヨークのヒップホップの復活の第一歩やったんよ

と言うのも、この頃は80年代後半ら辺から始まったロサンゼルスなんかのカリフォルニア産ヒップホップの爆発的なヒットで、ニューヨークのヒップホップは全米のヒップホップシーンから見たらやや下火、若しくは終わった地域やったんよね

それが、このアルバムのヒットで「ニューヨークイケるやん!」となって注目を集めだして、このあとに続くアーティスト達を後押しする事にもなったんや

10: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)02:45:38 ID:w6C
さて、このアルバムのヒットを足掛かりに、ウータンは当時殆ど例を見ない売り方を始めてくんや

それが、メンバーのバラ売りや

ウータンクランとしては一つのレコード会社と契約しとったけど、各々のメンバーの契約先は自由
そんな契約を結んどったんや

そうした結果、様々なレコード会社とソロ契約したメンバーがそれぞれにヒットを産んで、気付けば音楽業界がウータン一色…!

そんな事を想定しとったらしいわ

そして、実際上手くいってしまったんよね

そんな戦略を考えとった、>>1の打線のP、RZAは本気で才能あると思うわ

ところでこの売り方、秋元康に似とるよな

11: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)02:52:58 ID:w6C
そうして気付けばあれよあれよという間にヒップホップシーン、そして音楽業界を席巻したウータンクラン

ここまでの手腕は鮮やかという他無いわ

ただ、RZAはその先…要はメンバーがソロデビューした後の事はあんまし考えとらんかったみたいなんよね

1stの五年後に2枚目のアルバムを出すんやけど、セールス的には正直微妙

そこら辺からゆるーくグループは下降線を辿っていく事になるんや

まぁそっから先の話はせんけどな

ただ、ウータンクランはヒップホップの中でも一際異彩を放つ集団として大きな爪痕を残したんや

特に、1stアルバムはヒップホップ史に残る大名盤やと誰もが認めるところやと思うし、フォロワーもめっちゃ多いんよ

特に日本語ラップにおいては、ウータンのファッションや集団を組むところとか無茶苦茶なライブのやり方とか、大きく影響を受けたグループが多いと思うわ
雷とか妄走族とかニトロとかな

12: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)03:02:28 ID:w6C
ところで、グループ名のウータンクランの意味なんやけど
クラン(clan)っていうのは英単語そのままの意味で、集団とか徒党やね
ウータン(Wu-tang)は、武闘の中国語読みや
つまり、武闘派集団ぐらいの意味やね

なんで中国語?とか思うかもしれんけど、ウータンのメンバー達の世代の黒人って、異常にカンフー映画ファンが多いんよ
彼らの中では、白人が出る映画よりアジア人が出る映画の方がまだマシや!なんて価値観があるっぽいで

グループの総監督のRZAもそんな黒人の一人で、大好きなカンフー映画からインスパイアされてウータンって名前にしたらしいわ

昔はなんや剣を振る音がどうのこうの言っとったけどな

因みに、1stアルバムの『Enter the WU-TANG』はブルース・リーの映画『燃えよドラゴン』こと『Enter the Dragon』から
『36chamber』は映画『少林寺36房』のアメリカ版タイトル『DISCIPLES OF THE 36TH CHAMBER』から来とるんやで

13: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)03:09:56 ID:w6C
それと、上で打線を組んだメンバーは所謂一軍メンバーなんよ

ウータンは二軍、三軍…四軍もあったかな?
兎に角、そんな風に謎のメンバー構成をしとるんよ
因みに入れ換えや昇格は無いで

一軍はRZAの周りの人間で固めた、スタッテンアイランドのオールスターズ的な布陣やったけど、二軍や三軍にはニューヨークだけじゃなくてアメリカの他の地域のアーティストやったりもおる
人種もユダヤやらアジア系やらおるし、一軍メンバーの肉親がおったりもする
正直全員の詳細を把握するのは無理や

勿論、二軍や三軍にも優れたアーティストはおるし、音は基本的にRZAっぽい(一軍っぽい)音が多いから、気になる人はディグってや

14: 名無しさん@おーぷん 2016/04/01(金)03:11:30 ID:w6C
ここまで自己満足で書き続けて来たけど、流石に誰の目にもつかんのは心が折れそうやで

やから寝たろ!
もし晒されてレスが着いたら>>1の打線の解説というか各メンバー紹介でもしようかな