1: 名無しさん@おーぷん 2017/07/12(水)18:27:32 ID:Dbi
本拠地、神宮球場で迎えた広島戦
先発石川が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、2年連続のトリプルスリー山田哲人は独りベンチで泣いていた
2015年シーズンで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のヤクルトで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」山田は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、山田ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」山田は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、山田はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した山田が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにスワローズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする山田の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「テツト、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った山田は目を疑った
「い・・・稲葉さん?」  「どうしたの?居眠りでもしてたの?」
「ま・・・真中監督?」  「なんだ山田、かってに真中を引退させやがって」
「古田さん・・・」  内川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:真中 2番:宮本 3番:山田 4番:ペタジーニ 5番:古田 6番:稲葉 7番:ラミレス 8番:岩村 9番:石井一
暫時、唖然としていた山田だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
土橋からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する山田哲人、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

引用元: ・山田哲人「どうすりゃいいんだ…」

2: 名無しさん@おーぷん 2017/07/12(水)18:30:37 ID:Kah
これほんますこ

3: 名無しさん@おーぷん 2017/07/12(水)18:40:47 ID:Yjo
名作

4: 名無しさん@おーぷん 2017/07/12(水)18:43:02 ID:zxG
最強打線定期

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